ソラマメブログ
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2010年02月23日

愛人として

 " ザーボン・バンペイユ " の秘書として、 " エンド・ヘブン社 " に勤務している才女 " カリン " は、
そこの社長である彼と「愛人契約」をしていたのだが、その私生活はのベールで包まれた存在であった。

そんな彼女がとあるSIMにおいて、 " 黄金の茶 " のある庭を貸切りにしてコスプレを披露したのである。


愛人として

 ※ あつらえたばかりの真紅のドレスで彼女は得意気に立ち、挑発的なポーズをとってみせるのであった。


ドレスに始まり、セーラー服などの制服や露出の高い過激なコスチュームなど、

次々と早替わりで~自慢の衣装を着替えて・・・たったひとりだけいる観客を魅了していく " カリン " 。


最後には着物を身につけて、そのまま彼の隣へ正座して~彼女のファッション・ショーは終わりを告げた。


 カリン 「・・・以上ですわ、こうして人前で~しかも一人の殿方のためだけに披露したのは、流石のあたしも、

 今回が初めての経験だったので、ちょっと萌えてしまったわ・・・ご満足いただけたかしら?~探偵さん。」


 くれない 「えぇ、とてもよいものを拝見させていただきましたよ~いや実によいものですね~カリンさん。」


 カリン 「うふふ、こんな事を依頼料の代わりにって言われた時は、正直悩みましたけど・・・、

 やってみると、けっこういい経験ができて不思議なものね・・・結果的にはよかったと思えますわ。」


 くれないカリンさん、貴女には天性の " コスプレーヤー " としての才能が備わっている、

 初めて会ったとき一目で血が騒ぎましてね・・・オレにはそれが瞬時にわかった訳なのですよ (謎)」


 カリン 「お噂通り、お口がお上手でいらっしゃるのね~それも職業病の一種なのかしら?」


どうやらカリンは、この探偵である " くれない " に何かを依頼しており、

その依頼料として、このような " コスプレ・ファッション・ショー " を開催したと言うことであるらしい。


 くれない 「・・・では、さっそくご依頼された " ザーボン " 氏の最近の動向についてお話させてもらいます。」


 カリン 「・・・えぇ、お願いしますわ。」


 くれない 「ご存知のように、彼はいろいろな企業に間者として・・・有能なスパイを送り込み、

 常に最新の情報を集めているのですが~中には敵方に寝返るとんだ二重スパイも存在しており、

 なかなか一筋縄ではいかないという苦労もされているようです・・・最近のことですと~なんと休暇先で、

 単身現れた " 管ナツミ " という女スパイに翻弄された~とかいう未確認な情報も報告されていますね。」


 カリン 「・・・その " ナツミ " という女性はたしか、カボス博士のところへ送り込んでいる方ですわ。」


 くれない 「いま、ザーボン氏がもっとも注目を集めてるのは " ムー財団 " という得体の知れない組織で、

 かなりの人数を裂いて・・・その任務に当たらせてはいるが~まだ有力な情報は入ってきてない模様です。」


 カリン 「社長は、単独で動くことが多くて、会社の表立ったスケジュールはわたしが管理しているけれど、

 実際に何をどうしているのかまでは~秘書でしかないわたしには全くわからなくて、もちろんベッドの中でも、

 彼が仕事のことを・・・特に独断でしてる極秘の内容について、話すことなどはありませんのよ。」


 くれない 「現在までにわかったことは、いま言ったようなもので・・・ご希望があれば、

 引き続き調査をしますが、なにぶん、慎重なお方であるので~なかなかその本性がつかめませんね。」


カリンが探偵に依頼していた内容は、社長ザーボンの最近の動向を兼ねた身辺調査であった。


 カリン 「つくづく思うのは、わたしは彼の愛人ではあっても、彼のパートナーではないという事実ですわ。」


 くれない 「・・・彼の恋愛感というものは、やはり屈折した人生によって捻じ曲がっているようですが、

 貴女以外の女性の影は一切みえませんでしたので・・・ある意味、貴女に純粋な気持ちがあるようかと。」


 カリン 「~そうですか、それなら嬉しいのですけどね。。。所詮は愛人の関係なので・・・。」


カリンはその複雑な心境を隠そうともせずに、目の前の探偵に素顔の自分を曝け出すのであった。


 くれない 「こちらとしましては、引き続きご依頼をしてもらい~さらに過激なコスプレを披露していだけると、

 個人的に、非常に有難いのですけどねぇ~いかがですか?・・・是非、よろしくお願いしたいのですけど w 」


 カリン 「まぁ~っ、もっと過激にだなんて・・・じゃ今度はきっと全部脱がないといけなくなるんじゃなくって?」


 くれない 「・・・ふふふ、いまのはちゃんと録音しておきましたよ~ではまたご連絡差し上げます ♪ 」


くれないがそう言って、立ち去ったその向こうには・・・ピンクの髪をもつ小柄な女性が待ち構えており、

驚くくれないの両の耳をひっつかんで~ふたりして何処ともなくその姿を消し去ってしまったのであった (謎)


~まったく、高いんだか安いんだか・・・よくわからない妙な依頼料なのであるが、

その価値がお互いにあり、契約が成立しているのなら~これもまたビジネスといえるのかもしれない・・・


一人残されたカリンは、目の前のひな壇に飾られた雛人形たちをじっとみつめ~ひとつ深いため息をついた。



                                                          ・・・つづく。



 ナレーション 「~ " ローズマリー " や " ゆーいち " に続いて、本編のキャラからの刺客?・・・か、

 ・・・あの噂の我らが主人公である~探偵の " くれない " が颯爽と登場いたしました!!   ←はいはい w


 時間軸的には、例の超大作 " 闇の黙示録編 " が終わってしばらく経っている頃なのでしょうか?

 最後に、ちょこっとですが " 1号 " らしき描写もあり、その健在ぶりを伺えるようになっていましたね ^^;


 さてさて、あくまでも今回は~カリンの女心を推察するのがメインの内容でありまして・・・  ←そうなん?

 そんな彼女の " 愛人として " ~のせつない葛藤がチラホラと読み取れたのではないでしょうか (謎)


 ネーブルのスカウトに躍り出た " ゆーいち " が所属する財団とは・・・まさしく " ムー財団 " であり、

 何かと、本編キャラの登場も増えてきて~作品としてものリンクをみせてきたと言えるかもしれません。


 ではでは・・・またここで、この時間に~お会いすることにいたしましょう。」


愛人として

 ※ 逃亡を続ける間にも事態は刻々と変化をみせており、彼女を取り巻く環境も変わってきているのだ・・・

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